インフラエンジニアのちっびー(寺嶌)さんにスタディング基本情報技術者講座をレビューいただきました。
ちっびーさんは基本情報技術者の他にFP2級や簿記といった金融関連の資格取得をされています。
資格学習のメソッドやコツなども参考になる情報をシェアいただいております。
執筆者プロフィール
基本情報技術者:ちっびー(寺嶌)
2018年に筑波大学大学院システム工学研究科を卒業後、大手独立系SIer企業に勤めインフラエンジニア(サーバーエンジニア)の業務を約2年務める。
2019年に基本情報技術者試験合格。その他、FP2級・簿記3級・危険物取扱者 乙類4種の資格を取得。
【ちっびー(寺嶌)さんの運営ブログ】
ちなみに、基本情報技術者講座の合格者の声をまとめた記事は↓で用意しています。
資格所有者のレビューと並行して読み進めるとよりスタディングの良さが分かると思います。
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スタディング基本情報技術者講座で合格した皆さんの声をまとめました!
スタディングの基本情報技術者講座の口コミ・評判のまとめページです。
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自己紹介
基本情報技術者試験を取得して、IT企業で業務に従事しているちっびー(寺嶌)と申します。
私は、大学院時代に将来を見据えITスキルを磨きたいと考え、基本情報技術者試験を受験し、午前試験と午後試験ともに1発合格しました。
当時はスマートフォンやタブレットなど、移動中に学習できる教材は少ない環境でした。
- 書籍の購入
- 公式ホームページ(IPA)の過去問の印刷
といったアナログ的な方法で学習を進めていました。
ですが近年では、IT技術の発展により、動画教材が充実しています。
デバイスとネット環境があれば、スキマ時間を活用して効率よく学習できるのではと感じることがあります。
スタディングの基本情報技術者講座を体験してみた感想
そんな私が今回、スタディングでスマートフォンを活用して、基本情報技術者試験の講座を体験学習してみました。
現役のITエンジニアが、実際にスタディングを使ってみた率直な感想と私なりの使い方をご紹介させていただきます。
また、スマホとPCで一通り体験していますので、デバイス別で比較して気づいたことも紹介できるかと思います。
学習記録を確認できるためモチベーションを保ちやすい
スタンディングで自分のアカウントにログインすると、学習記録が可視化されているため、一目で確認できます。
また、学習レポートでは、学習時間(1日あたりの時間など)やレッスン終了数を把握することが可能です。
このような仕組みがあると学習のモチベーションが保ちやすいと感じました。
自分のペースで学習したいけれど、継続するのが難しいという方でも、安心して学習を続けることが可能です。
1コマ10分程度の講座と問題演習
スタンディングでは、1コマ10分程度の講座であるため、通勤時間や昼休みの時間、就寝前など、気軽に学習できるのが特徴です。
また、講義の速度を0.5倍から3倍まで、自分のニーズにあわせて調整できるというメリットがあります。
難しい箇所はゆっくり聞いたり、得意な箇所は2倍の速度でインプットしたりすることで効率よく勉強することが可能です。
特に見直しなどで2回目、3回目と講義を確認したいときには、スピードを早めるのがおすすめだと感じました。
そして、インプットしたら、すぐにアウトプットできるのも魅力です。
講義を聞いたら、問題演習に取り組むことができ、問題には「練習モード」「本番モード」「復習モード」の3種類があります。
最初は練習モードに取り組み、スラスラ解けるようになったら本番モードで本試験対策を行うのがおすすめだと感じました。
問題演習の解説が丁寧
基本情報技術者試験の午前試験を突破に用語の暗記は避けては通れません。
スタディングでは重要な用語に強調マークがつけられているため、どこを重点的に覚えるべきか明確であるのかがわかりやすいです。
例えば、基本情報技術者試験では、CSR・BCP・CMS・IDEなど略称された用語が数多く出題されるため、そこにマーキングされているのが良いと感じました。
基本情報技術者試験は、テキストだけでは理解しにくい部分も数多くありますが、その辺のフォローもしっかりしています。
スタディングでは、問題に応じて、表や図の解説もあるため、理解を深めることが可能です。
例えば、「データベース1_データベース方式」の「問題 1 データベースの種類と特徴」では、解説にリレーショナルデータベースの表が用意されています。また、階層型データベース網型データベースの違いがわかるように図が用意されています。
そのため、業務などでデータベースに触れたことがない方でも、きちんと理解を深めることができると感じました。
豊富な機能が搭載されている
資格の勉強スタイルは、1人ひとり異なるため、合格者と同じような勉強方法を採用しても、同じように合格できるとは限りません。
スタディングには、下記のようにあらゆる機能があります。
- マイノート
- メモ
- 学習レポート
- 問題横断復習
- 勉強仲間
- 保有資格登録
など
全ての機能を使う必要はないと思いますが、自分のニーズにあった機能を選択して利用すれば、効率よく勉強できると思います。
ここに、マイノートや学習レポート、勉強仲間といったツールが加わっている感じですね。
基本情報技術者は
- 初学者コース
- 合格コース
の2コースあって、左端のITパスポートコースは「初学者コース」のみ付いています。
スタディングをスマートフォンで受講して感じたこと
今回は、PCとスマートフォンの両方でスタディングを利用してみました。(スマホ版は、iOSとAndroid両方に対応しています)
PC版とスマートフォン版には、それぞれ特徴がありますが、機能の違いはそこまで感じませんでした。
初めて機能を使うときはガイダンスあり
PCやスマートフォンで利用できるアプリを、スマートフォンで利用するときは、使い方がわかりにくいということは多いのではないのでしょうか。
しかし、スタディングでは、操作を進めると、ガイダンスにより、「何ができるのか」「どこをクリックすればよいのか」など、どのように利用したらよいか丁寧に教えてくれます。
使い方がなかなか掴めない方は、「操作ガイド」や「よくある質問」が用意されているため、活用してみるのがおすすめです。
直感的な操作で利用可能
スタディングのスマートフォン版は、優れたユーザインタフェース(UI)が用意されているため、ITツールの操作が苦手な方でも、直感的な操作で利用できます。
初めてスタディングのアプリをスマホで試したときは、直感的な操作で講座を見て問題演習に取り組むことができました。
もちろん、さまざまなボタンや機能があるため、いきなり全て把握して利用できるまで時間はかかります。
しかし、ボタンの下にテキストで補足もあるため、使っていくうちに慣れました。
最初は戸惑うこともありますが、根気強く続けていけば、操作に慣れて、スマートフォン版でも不快感なく利用できます。
スマートフォン版が優れていること
スマートフォンは、携帯性が高く、移動中でも学習しやすい点が特徴です。
また、スタンディングのスマートフォン版では、講座視聴や問題演習について、PC版と同じように取り組めます。
移動中で学習したい場合には、スマホ版が優れていると感じます。
さらに、スマートフォンであれば、横になりながらでも操作できるため、勉強にやる気がでず動きたくないときでも学習できるでしょう。
PC版が優れていること
スタディングには「マイノート」という機能があります。
資格勉強を行ううえで、自分にとって苦手な箇所や重要なポイントは、ノートに書き留めておくことが大切です。
マイノートでは以下の操作ができます。
- 問題演習の解説をコピー&ペースト
- テキストの入力や装飾
こうした操作はスマホでも可能ですが、PCを利用するほうが使いやすいと感じました。
PC版とスマートフォン版は連携しているため、PC版でマイノートに記録した内容は、スマートフォン版でも閲覧できます。
ですので、PC版でマイノートに書き込み、スマートフォン版で確認するというような使い方が可能です。
デバイスを使い分けることで効率的に学習できるのではないかと感じます。
スタディングを使ってみて気に入ったツールはコレです!
スタディングはストレスなくスマホ学習に集中できるように様々な機能が備わっています。
どれを重点的に使おうか迷うかもしれません。
その中でも私が気に入ったツールや要素について紹介しますのでご参考下さい。
暗記ツール機能 | 効率よく専門用語を記憶に定着させる
基本情報技術者試験は、ITエンジニアとして幅広い知識が問われる試験です。
最初の午前試験を突破するには、先述したように、用語の暗記が大切です。
マネジメント系やストラテジ系の領域の問題では、テクノロジ系の領域の問題とは異なり、経営や企画などのスキルが問われます。
情報系出身の方でも触れたことのない知識を覚えなければならないこともあるでしょう。
ここで役立つのがスタディングの暗記ツール機能です。
例えばマイノートに覚えたい単語に暗記マークを付けることで、赤シートのように利用することができます。
用語を覚えるには、繰り返し学習することが重要です。
暗記ツール機能を使用すれば、覚えていない単語を記憶に定着しやすい形で、効率よく勉強することができます。
電卓機能 | 片手操作でサッと使えるのが便利
基本情報技術者試験では、ファンクションポイント法やMIPS、稼働率、データ転送など、計算問題がよく出題されます。
スタディングでは、計算問題の対策用の演習も用意されています。そのようなときに電卓機能は便利です。
ここで優秀なのが、小さな画面に現れた電卓で問題文が見えないときには、問題文をタップすると電卓が透けて、問題文が見えるようになります。
画像のようにスマホの1画面内で問題・電卓・解答が開けるので効率よく学習できます。
ただし、本試験では電卓は使用できないため、きちんと紙の上で電卓を使用せず、解けるようにすることも重要です。
動画ダウンロード再生機能 | 外出多いならマストな機能
外出中で動画を再生するには、公衆Wi-Fiやキャリア回線が必要となります。
公衆Wi-Fiによっては、通信品質が安定しなかったり、キャリア回線によっては、容量オーバーにより速度の制限が行われたりする可能性もあります。
そうした場合、動画ダウンロード再生機能を使うことで、自宅のWi-Fiなどを活用してあらかじめ動画をダウンロードしておくと良いです。
デバイスさえあればオフライン上で動画を再生可能です。
ダウンロードした動画は、コースや科目ごとに整理されるため、自分の勉強したい講座を素早く見つけることができます。
動画データそのものを自分の物にするという訳ではにゃいんだにゃ。そこ注意。
私はNetflixを契約しているのですが、外出中の暇な時間は、ダウンロードしておいた映画やドラマを見ており、ダウンロード機能は非常に便利だと感じています。
そのため、動画ダウンロード再生機能を活用して、視聴したい講義をストックしておくのがおすすめです。
基本情報技術者講座の滝口講師について
滝口講師の講義中の話し方は、ゆっくりであり、聞き取りやすい印象を受けました。
間の取り方や、抑揚のつけ方が上手く、音声だけでも内容が頭に入ってきます。
もしも講義の速さが遅いと感じる方は、講座のスピードを変更するのがおすすめです。
スタディングの講義は音声のみで聞けるので、寝る前のラジオ感覚で勉強できますよ!
滝口講師はたとえ話を含めながら講義を行っているため、内容が理解しやすいと感じました。
例えば、「データベース1_データベース方式」の「データモデル」の講義では、業務のたとえを利用して解説しています。
データベースに触れたことのない方や、業務未経験の方は、データモデルについてテキストだけで理解するのは難しいと感じます。
滝口講師は「業務では~」「パソコンを購入するときに~」など、たとえ話を活用して解説を行っているため、理解を深めやすいと思いました。
基本情報技術者試験では、理解の難しい用語の意味を問う問題が出題されることもあります。
滝口講師は、用語をかみ砕いて説明してくれるため、用語の意味を正確に覚えやすいと感じました。
このように、滝口講師の講義を受けることで、独学ではわかりづらい箇所も、正しい知識を身に付けて効率よく学習できます。
私がスタディングを本受講するならこう使います
さいごに、私がスタディングを使って1から基本情報技術者試験に臨む場合、どういったアプローチでスタディングを使うのかお伝えできればと思います。
スマホ版は通勤中や外出中のスキマ時間に利用
スマートフォン学習の強みは、先述したように携帯性です。
そのため、通勤中や外出中など、PCを利用するのが難しいような環境時では、スマートフォン版を利用したいと思います。
マイノートを作成はPC版を活用します。
復習する際はスマートフォン版を利用してスキマ時間で効率よく勉強したいと思います。
インプットは2倍速で行いアウトプットを重視する
インプットを行うときは、効率を高めるために、2倍速で受講すると思います。
資格を取得するためには、本試験の問題を解けるようにすることが大切です。
私の場合はインプットを早くして、アウトプットに力を入れるような勉強の仕方を取り入れると思います。
基本情報技術者試験では、過去問とよく似た問題が出題されます。
そのため、インプットとアウトプットを繰り返し、範囲の学習をひと通り終えたら過去問に取り組みます。
過去問は、IPAの公式ホームページからダウンロードして勉強するのがおすすめです。
ただし、解答はありますが、解説はありません。
間違えた問題については、書籍の見直しや、ネットで検索して復習を行いました。
また、本試験対策として、スタディングの下記教材もおすすめです。
- セレクト過去問集(午前試験、午後試験)
- 直前対策模試(午前試験、午後試験)
特に午前試験は、過去問と似た問題が出題されるため、私は5~10回程度過去問に取り組みました。
午後試験は午前と比べると時間に余裕がないため、過去問を解くときに時間を測るのがおすすめです。
そして、過去問で合格点が安定して取れるようになったら、私は実際に本試験を受験します。
なお、基本情報技術者試験の合格点は午前試験と午後試験ともに60%の得点率です。
問題横断復習機能で効率よく学習
あらゆる勉強に当てはまりますが、勉強を進めると得意な問題を何度も解いてしまい、合格できるという自信を付けてしまうことが挙げられます。
これは資格学習の落とし穴となっています。
苦手な問題は、後回しにしてしまう方は多いのではないのではないのでしょうか。
スタディングの問題横断復習機能は、演習で間違えた問題や要復習にチェックを入れた問題に絞って、効率よく復習できます。
出題範囲や出題順番もカスタマイズできるため、上手く活用すれば、苦手問題を克服して合格に近づくことが可能です。
全ての学習が一通り終了して、過去問で合格点が取れるレベルに達したら、私は問題演習機能を活用して仕上げの勉強を行うと思います。
かなりスタディングを深堀り頂いたレビューでしたね(^^♪
基本情報技術者の取得を目指しているなら、まずは無料講座を是非体験してくださいね!
少しでも参考になりましたら嬉しいです!
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執筆者プロフィール
基本情報技術者:ちっびー(寺嶌)
2018年に筑波大学大学院システム工学研究科を卒業後、大手独立系SIer企業に勤めインフラエンジニア(サーバーエンジニア)の業務を約2年務める。
2019年に基本情報技術者試験合格。その他、FP2級・簿記3級・危険物取扱者 乙類4種の資格を取得。
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